あやつり人形をプレイしていると、いくつか ルール解釈が難しいシーンがあります。
その1つが、「暗殺者が王様を宣言して、王様のターンがスキップされた時に 王冠は受け渡すのかどうか」です。
結論から言うと、 暗殺者で殺された王様は、王冠を受け取りません。
もう少し正確に整理します。
前提となるルール整理
ボードゲーム あやつり人形(Citadels) では、
暗殺者(1) によって指名された役職は 👉 そのラウンド中、完全に行動不能
王様(4) の効果には
- 収入・建設などの通常ターン処理
- 王冠を受け取る という重要な効果 が含まれています。

質問のケース
暗殺者が「4:王様」を指定した場合、 スキップされた王様は王冠を受け取るのか?
公式ルール上の扱い
👉 受け取りません。
理由はシンプルで、
- 王冠を受け取るのは 「王様のターンに行われる効果」
- 暗殺されたキャラクターは ターンそのものが発生しない
からです。
つまり、
- 王様が呼ばれる
- 「暗殺されています」と宣言される
- その時点で何も起こらず終了
となります。
王冠はどうなる?
このラウンドでは、
- 王冠は 現在の所有者のまま
- 次のラウンドで 生き残った王様が初めて王冠を受け取る
という流れになります。
よくある誤解ポイント
❌「王様が呼ばれた時点で王冠は移動するのでは?」
→ しません
王冠の移動は 王様が実際に自分のターンを行ったときのみ 発生します。
❌「暗殺は行動だけを止める?」
→ 違います
暗殺は
- 収入
- 能力
- 建設
- 特殊効果(王冠を含む)
すべてを無効化 します。
ルール的に一言でまとめると
暗殺された王様は「存在しなかった」のと同じ扱いになり、 王冠を受け取る処理も発生しません。
戦略的な意味(補足)
このルールのため、
- 暗殺者で王様を狙う → 次ラウンドのスタートプレイヤー操作ができる
- 王冠を固定したまま → 手番順をコントロールできる
という、かなり強力な戦術が成立します。

