日本版ボードゲーム あやつり人形(Citadels) の中でも、 テキストを読んだだけでは誤解が生まれやすい建物 がこの 「美術館(Museum)」 です。
この記事では、
- 美術館の効果は「いつ・何回」使えるのか
- 破壊された場合、下に置いたカードはどうなるのか を、英語フォーラムでの裁定を踏まえて、整理して解説します。
美術館のカードテキスト(日本語)

カードには次のように書かれています。
あなたは一手番中に1回、このカードの下に、 手札を伏せて1枚配置してもよい。 あなたはゲーム終了時に、このカードの下にあるカードの枚数に等しい勝利点を得る。
ポイントは 「一手番中に1回」 という部分です。
よくある疑問①
「これは毎ターン使っていいの?」
👉 はい、使えます。
英語フォーラムでも、この点は明確に Yes と回答されています。
- 美術館が都市に建っている限り
- 自分の手番ごとに1回
- 手札から未使用の建物カードを1枚、伏せて美術館の下に置ける
という効果です。
ただし、
- 任意効果(やらなくてもいい)
- 1ターンに1枚まで
という制限はあります。
よくある疑問②
「伏せたカードはもう使えないの?」
👉 はい。
美術館の下に置いたカードは、
- 手札ではない
- 建設にも使えない
- ゲーム終了時の得点専用
になります。
つまり、 将来の得点と引き換えに、手札を1枚封印している と考えると分かりやすいです。
よくある疑問③
「美術館が破壊されたら、下のカードはどうなる?」
これはとても重要な裁定です。
英語フォーラムでの回答は次の通りです。
👉 美術館が破壊された場合、 下に置かれていたカードは、建物カードの山札の下に戻る
- 墓地(Graveyard)には行かない
- 所有者の手札にも戻らない
- そのまま消滅するわけでもない
山札の一番下に戻る、が正解です。
他カードとの関係(補足)
外交官(Diplomat)の場合
外交官の効果で建物を交換する場合、
👉 美術館の下に伏せられているカードも含めて、すべて交換対象
になります。
「伏せてあるから対象外」にはなりません。
軍司令官/武器庫での破壊
- 美術館はコストが低め
- 破壊されやすい建物
そのためフォーラムでも、
「美術館のコツは、 序盤にたくさん入れすぎず、 終盤にまとめて入れること」
とアドバイスされています。
なぜ美術館は誤解されやすいのか?
理由はシンプルで、
- 「毎ターン使える」ことが明示されていない
- 「破壊時の処理」がカードに書かれていない
からです。
そのため、 ルールを前提込みで説明しないと意味が伝わりにくい 典型的なカードになっています。
ブログ用・超わかりやすい一文まとめ
美術館は、自分の手番ごとに1回、 手札の建物カードを1枚伏せて保存し、 ゲーム終了時にその枚数分の得点を得る建物です。 ただし美術館が破壊されると、下のカードは山札の下に戻ります。
この一文を入れておくだけで、 ほぼすべての誤解を防げます。
ここまで書いたので、 次はかなり混乱が多い
- 墓地(Graveyard)の「任意回収」
- 武器庫(Armoury)の自壊処理
- 外交官 × 美術館/墓地の裁定
あたりを解説すると、 日本語で一番わかりやすい「あやつり人形」裁定ブログになりますよ。

