「あやつり人形(Citadels)」の中でも、 脅迫者(Blackmailer) は「初見殺し」と言われることが多いキャラクターです。
- トークンが2つある
- 本物と偽物がある
- 公開タイミングがややこしい
初めて遊ぶ方は、「これ、ルール的に欠陥があるのでは?」と感じてしまうことも少なくありません。
実際、海外のフォーラム(BoardGameGeek)でも、同じ疑問が何度も議論されています。
よくある疑問:「後の人が有利になりすぎない?」
海外ユーザーから、こんな指摘がありました。
脅迫者が2人を脅し、 先に行動するプレイヤーが“偽物”だった場合、 後のプレイヤーは「自分が本物だ」と確信できてしまう。
そうなると、後のプレイヤーは確実に半分払うだけで済む。 これはおかしくない?
一見すると、かなりもっともな疑問 に見えます。
結論:ルールは壊れていない
結論から言うと、脅迫者は欠陥キャラではありません
むしろ、
- 心理戦
- 読み合い
- ブラフ
が極端に強調された、 あやつり人形らしいキャラクター です。
なぜ問題にならないのか?(ケース別で考える)
海外ユーザーが整理してくれた考え方を、初心者向けに噛み砕きます。
前提
- 脅迫者は2人を脅す
- 本物トークンは1つだけ
- A → B の順で行動する
ケース1:Aが「本物」
- Aが払わなければ → 全額没収(大成功)
- Aが払えば → 半額獲得
- Bは安全だが、それは仕方ない
Note
早い段階で確実に金を取れる可能性が高い
ケース2:Bが「本物」
- Aが払わなければ → 何も起きない
- その結果、Bは「自分が本物」と気づく
- Bは安全策として半額を払う
Note
確かに最悪ケースの1つ
それでも壊れていない理由
脅迫者の結果を全部並べると:
- 全額取れる場合
- 半額取れる場合
- 両方から半額取れる場合
- 何も取れない場合
が ランダムに混ざる ことになります。
平均すると、
盗賊より少し不安定だが、2人に影響を与えられる
という、 「振れ幅が大きい代わりに夢がある」性能 になります。
実はここが一番大事:公開は「義務」ではない
初心者が見落としがちなポイントがあります。
脅迫者は…
- 必ずトークンを公開しなければならないわけではない
- 状況次第で 👉 あえて公開しない 👉 次のプレイヤーを混乱させる という選択ができます。
つまり、
- 「先にバレたら終わり」ではない
- あえて黙ることで、次の人も悩ませられる
この曖昧さそのものが、脅迫者の強みです。
「上位ランクを狙うと弱い?」について
確かに、
- 後に行動するキャラ
- 建築能力が高いキャラ
は、情報が増えやすいです。
ただし、それは逆に言うと:
- 「建てそうだからこそ怖い」
- 「失うと痛いからこそ払う」
という心理を利用できる、ということでもあります。
脅迫者は“盗む”キャラではない
海外プレイヤーの表現がとても的確です。
Blackmailer doesn’t have a simple steal. She has to work for her coins.
(脅迫者は、簡単に盗むキャラではない。 その代わり、考えれば大きな見返りがある)
まとめ(初心者向け)
- 脅迫者は 分かりにくいが欠陥ではない
- 情報が部分的に見えるのは仕様
- 読み合い・ブラフを楽しむキャラ
- 安定はしないが、当たると大きい
もし遊んでいて 「難しすぎる」「場が止まる」 と感じたら、
👉 初心者卓では一時的に抜く
という選択も、まったく問題ありません。

